第3部検査-第1節検体検査料-第1款検体検査実施料(生化学的検査(Ⅱ))-D008内分泌学的検査

1 ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定性
55点

2 11―ハイドロキシコルチコステロイド(11―OHCS)、17―ハイドロキシコルチコステロイド(17―OHCS)
60点

3 17―ケトステロイド(17―KS)精密測定、ホモバニール酸(HVA)精密測定
70点

4 バニールマンデル酸(VMA)精密測定
90点

5 5―ハイドロキシインドール酢酸(5―HIAA)精密測定
95点

6 プロラクチン(PRL)
100点

7 トリヨードサイロニン(T3)精密測定、甲状腺刺激ホルモン(TSH)精密測定、レニン活性精密測定、ガストリン精密測定、レニン定量精密測定
115点

8 サイロキシン(T4)精密測定、インスリン(IRI)精密測定
120点

9 成長ホルモン(GH)精密測定、卵胞刺激ホルモン(FSH)精密測定、C―ペプタイド(CPR)精密測定、黄体形成ホルモン(LH)
125点

10 ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定、サイロキシン結合能(TBC)精密測定、遊離サイロキシン(FT4)精密測定、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体価精密測定、遊離トリヨードサイロニン(FT3)精密測定、コルチゾール精密測定、アルドステロン精密測定、サイロキシン結合蛋白(TBG)精密測定、テストステロン精密測定、サイログロブリン精密測定、ヒト脳性ナトリウム利尿ペ
プチド前駆体N端フラグメント(NT―proBNP)精密測定
140点

11 ヒト胎盤性ラクトーゲン(HPL)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン定量(HCG定量)精密測定、ヒト絨毛性ゴナドトロピンβ(HCGβ)分画、グルカゴン精密測定、カルシトニン精密測定
150点

12 Ⅰ型コラーゲン架橋N―テロペプチド(NTx)精密測定
160点

13 オステオカルシン精密測定、骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)精密測定、尿中βクロスラプス精密測定、セクレチン精密測定、プロジェステロン精密測定、低単位ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定量、遊離テストステロン精密測定、βクロスラプス精密測定、低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)精密測定
170点

14 サイクリックAMP(C―AMP)精密測定、エストリオール(E3)精密測定、エストロジェン
180点

15 副甲状腺ホルモン関連蛋白C端フラグメント(C―PTHrP)精密測定、副甲状腺ホルモン(PTH)精密測定、カテコールアミン分画精密測定、DHEA―S精密測定
190点

16 尿中デオキシピリジノリン精密測定、副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)精密測定、17―ケトジェニックステロイド(17―KGS)精密測定、エストラジオール(E2)精密測定
200点

17 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)精密測定、17―ケトジェニックステロイド分画(17―KGS分画)精密測定、カテコールアミン精密測定、17―ケトステロイド分画(17―KS分画)精密測定、エリスロポエチン精密測定、17α―ヒドロキシプロジェステロン精密測定、抗IA―2抗体精密測定、プレグナンジオール
220点

18 メタネフリン精密測定、ソマトメジンC精密測定、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定、メタネフリン分画精密測定、アルギニンバゾプレッシン精密測定
240点

19 プレグナントリオール精密測定、ノルメタネフリン精密測定
250点

20 インスリン様成長因子結合蛋白3型(IGFBP―3)精密測定
280点

注 患者から1回に採取した血液を用いて本区分の9から20までに掲げる検査を3項目以上行った場合は、所定点数にかかわらず、検査の項目数に応じて次に掲げる点数により算定する。

 イ 3項目以上5項目以下
410点
 ロ 6項目又は7項目
630点
 ハ 8項目以上
900点


(1) 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

(2) 「1」のヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定性及び「11」のヒト絨毛性ゴナドトロピンβ(HCGβ)分画は、免疫学的妊娠試験に該当するものである。

(3) 「7」のレニン活性精密測定と「7」のレニン定量精密測定を併せて行った場合は、一方の所定点数のみ算定する。

(4) 「9」のC-ペプタイド(CPR)精密測定を同時に血液及び尿の両方の検体について測定した場合は、血液の場合の所定点数のみを算定する。

(5) 「9」の黄体形成ホルモン(LH)はLA法又は通則に掲げる精密検査による。

(6) ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定
 ア 「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定は、心不全の診断又は病態把握のために実施した場合に月1回に限り算定する。
 イ 1週間以内に「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定及び本区分「18」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。
 ウ 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定又は「18」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定を併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日)を記載する。

(7) ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定
 ア 「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、心不全の診断又は病態把握のために実施した場合に月に1回に限り算定する。
 イ 1週間以内に「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定、「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定及び「18」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。
 ウ 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定又は「18」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定を併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日)を記載する。

(8) 「10」の抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体価精密測定は、すでに糖尿病の診断が確定した患者に対し、インスリン依存型糖尿病(IDDM)の診断に用いた場合に算定できる。

(9) ヒト絨毛性ゴナドトロピンβ(HCGβ)分画
 ア 「11」のヒト絨毛性ゴナドトロピンβ(HCGβ)分画は、HCG産生腫瘍患者に対して測定した場合のみ算定できる。
 イ 「11」のヒト絨毛性ゴナドトロピンβ(HCGβ)分画、「1」のヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定性又は「11」のヒト絨毛性ゴナドトロピン定量(HCG定量)精密測定を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。

(10) 「11」のヒト絨毛性ゴナドトロピン定量(HCG定量)精密測定は、HCG・LH検査(試験管法)を含むものである。

(11) 「12」のI型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)精密測定及び「16」の尿中デオキシピリジノリン精密測定は、原発性副甲状腺機能亢進症の手術適応の決定、副甲状腺機能亢進症手術後の治療効果判定又は骨粗鬆症の薬剤治療方針の選択に際して実施された場合に算定する。
なお、骨粗鬆症の薬剤治療方針の選択時に1回、その後6月以内の薬剤効果判定時に1回に限り、また薬剤治療方針を変更したときは変更後6月以内に1回に限り算定できる。

(12) 「12」のI型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)精密測定、「13」のオステオカルシン精密測定又は「16」の尿中デオキシピリジノリン精密測定を併せて実施した場合は、いずれか1つのみ算定する。

(13) 「13」のオステオカルシン精密測定は、続発性副甲状腺機能亢進症の手術適応の決定及び原発性又は続発性の副甲状腺機能亢進症による副甲状腺(上皮小体)腺腫過形成手術後の治療効果判定に際して実施した場合のみ算定できる。

(14) 「13」の骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)精密測定及び区分番号「D007」血液化学検査の「28」のアルカリフォスファターゼ・アイソザイム精密測定を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

(15) 「13」の尿中βクロスラプス精密測定は、骨粗鬆症におけるホルモン補充療法及びビスフォスフォネート療法等、骨吸収抑制能を有する薬物療法の治療効果判定又は治療経過観察を行った場合に算定できる。ただし、治療開始前においては1回、その後は6月以内に1回に限り算定できる。

(16) 「13」のβクロスラプス精密測定は、骨粗鬆症におけるホルモン補充療法及びビスフォスフォネート療法等、骨吸収抑制能を有する薬物療法の治療効果判定又は治療経過観察を行った場合に算定できる。ただし、治療開始前においては1回、その後は6月以内に1回に限り算定できる。
  なお、「13」の尿中βクロスラプス精密測定と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

(17) 低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)精密測定は、骨粗鬆症におけるビタミンK2剤の治療選択目的で行った場合又は治療経過観察を行った場合に算定できる。ただし、治療開始前においては1回、その後は6月以内に1回に限り算定できる。

(18) 「14」のエストロジェンについては、「14」のエストリオール(E3)精密測定又は「16」のエストラジオール(E2)精密測定と同時に実施した場合は算定できない。

(19) 「15」の副甲状腺ホルモン関連蛋白C端フラグメント(C-PTHrP)精密測定又は「16」の副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)精密測定は、高カルシウム血症の鑑別並びに悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症に対する治療効果の判定のために測定した場合のみ算定する。

(20) 「17」の抗IA-2抗体精密測定は、すでに糖尿病の診断が確定し、かつ、「10」の抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体価精密測定の結果、陰性が確認された30歳未満の患者に対し、インスリン依存型糖尿病(IDDM)の診断に用いた場合に算定する。
  なお、当該検査を算定するに当たっては、その理由及び医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

(21) 「17」のエリスロポエチン精密測定は、赤血球増加症の鑑別診断及びに重度の慢性腎不全患者又はエリスロポエチン若しくはダルベポエチン投与前の透析患者における腎性貧血の診断のために行った場合に算定する。

(22) 「17」の17α-ヒドロキシプロジェステロン精密測定は、先天性副腎皮質過形成症の精密検査又は治療効果判定のために行った場合に算定する。

(23) 1週間以内に「18」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定、「10」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定及びヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。

(24) 「19」のノルメタネフリン精密測定は、褐色細胞腫の診断又は術後の効果判定のため行った場合に算定し、「18」のメタネフリン精密測定を併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。

(25) インスリン様成長因子結合蛋白3型(IGFBP-3)精密測定
 ア 「20」のインスリン様成長因子結合蛋白3型(IGFBP-3)精密測定は、成長ホルモン分泌不全症の診断と治療開始時の適応判定のために実施した場合に算定できる。なお、成長ホルモン分泌不全症の診断については、厚生省間脳下垂体障害研究班「成長ホルモン分泌不全性低身長症診断の手引き」を、治療開始時の適応判定については(財)成長科学協会「ヒト成長ホルモン治療開始時の適応基準」を参照すること。 
 イ インスリン様成長因子結合蛋白3型(IGFBP-3)精密測定を「18」のソマトメジンC精密測定と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

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